Home > タイ音楽 > タイ伝統音楽の楽譜(1)

タイ伝統音楽の楽譜(1)

タイの伝統音楽、特にピーパート合奏では、プレーヤーの記憶に基づく口承伝承によってレパートリーが伝えられていくことが普通です。

これに対して、キムやクルアンサーイの各楽器では、楽譜の利用が一般的となっています。五線譜が使われることもありますが、タイ伝統音楽で一般的に使われているのは、タイ文字でタイ音名を表したもので、楽器によってはこれをタブ譜として表現します。擦弦楽器(ソー・ドゥアン、ソーウー)、管楽器などでは、タイ文字ではなく運指を数字で表したものも使われます。

このようなタイ楽譜の歴史は比較的新しく、1940年代以降に使用されているようです。

タイ楽譜((c)โหมโรง โอยเรศ-สารถี ทางเครื่องดนตรีไทย)

タイの音階がたまたま(?)7等分で、西洋の音名があてはめられるためか、タイ音名も一応「ドレミファソラシ」と命名されていて、それぞれの音名のイニシャルが音をあらわすようになっています。

タイ音名

タイ楽譜を読むには、この7つを覚えればOKです。装飾記号などがあるものの、楽譜を読む基本としては、これ以外に覚えることはありません。タイ文字を習得されている方にとっては、レとラが間違えやすいですね。

 

タイ楽譜では、1段を8つに区切った”小節”の中に音符が4拍入ります。この1拍が概ね16分音符あるいは8分音符といった感じとなります。音の延ばしは”‐”で示されます。

西洋の五線譜に慣れ親しんだ人にとって最初の関門は、楽譜上における強拍と弱拍の位置です。タイ楽譜では、チンの打音と一致する強拍が、必ずしも小節線の頭となりません。タイ楽譜の”小節線”は、五線譜の小節とは意味合いが異なりますので、注意が必要です。演奏を聴きながら楽譜を追っていくと、たいへんわかりやすいのでお勧めです。

キム、ソーウー、ソードゥアンの楽譜では、数段に分けて弦ごとに音符が記述されるタブ譜が採用されており、演奏方法を示したかたちとなっています。

キム楽譜((c)หัดตีขีม MisSofttech)

楽譜の具体的な読み方については、後日、キム譜を例にとりあげてみたいと思います。

Comments:0

Comment Form
Remember personal info

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
http://www.kruang-dontri.com/cp-bin/wordpress/wp-trackback.php?p=365
Listed below are links to weblogs that reference
タイ伝統音楽の楽譜(1) from クルアン・ドントリー 営業通信

Home > タイ音楽 > タイ伝統音楽の楽譜(1)

Search
Feeds
Meta

Return to page top